たなか眼科クリニック

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学童近視

「学童近視について」       

近視の原因には、遺伝的要因と環境的要因があります。つまりいくら目を使っても近視にならない人と、いくら気を使ってもなる人がいます。これは遺伝的要因が働いているためです。

近視の発生には遺伝的要因もあり、予防は難しいですが
(1) テレビゲームなどの使用はできるだけ控える
(2) 読書や勉強の際には机から30センチほど目を離す
(3) 度数の合った眼鏡を使う
(4) 健康管理(早寝早起き)
(5) 適度なスポーツをする
などを予防策として挙げられます。

なかでも、近視のリスクを高める恐れがあるのは、長時間にわたり、ゲーム機の画面などを見続けることです。
最近のファミコン・コンピューターゲームでの研究発表のなかで推奨されているものは
1) 時間は 連続30分まで、5分間は目を休める。1日2時間まで。毎日はしない。(休みの日を決める)
2) 姿勢は正面で、座るか腰をかけてする。寝転んではしない。
3) 画面との距離は1メートル以上離れて、パソコン画面は45cm以上離れて見る。(近すぎてはダメです)
4) 画面の高さは目の高さくらいにする
5) 部屋の照明は暗くしない、画面の明るさに近づける。画面に外の光や蛍光灯が映らないようにする。
などが挙げられています。

「学童近視の眼鏡について」
 黒板の字が見え難くなれば、眼鏡を持つようにしましょう。そして、度数の合った眼鏡を使うために、体の成長が止まるまでは、近視の進行に合わせてレンズを作り直すことが必要です。
但し度数の強い「過矯正」の眼鏡を使用した結果、疲れ目の原因やより近視を進ませる可能性もあります。眼鏡は矯正視力0.7程度の「低矯正」眼鏡を、必要なときに掛けるようにしましょう。
近視が軽ければ、遠くを見るときだけ眼鏡をかければよいのです。近視が進むと、近くを見るのにも眼鏡があった方が便利なので、子供さんの必要にまかせても判断してください。
眼鏡をかけたりはずしたりしても、近視の度が進むようなことはありません。